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トマトの栽培方法

気軽にトマトを育てたい方向けに、ミニトマトの栽培方法のご紹介です。

手軽に育てるなら・・・

庭や畑がなくても日当たりがよければ、プランターやコンテナを使って玄関先やベランダで 鉢植えを楽しむように家庭菜園が楽しめるのがミニトマトです。トマトは病気になりやすい野菜の一つで大きいトマトは管理が少し難しいので、 管理も難しくなく気軽に始められるミニトマトの育て方をご紹介します。

苗から育てる

ミニトマトは、種から育てる方法と、苗を買ってきて育てる方法があります。トマトの種まきは適期(2月~3月)を逃すと、病気にかかり易いので苗から育てることをおすすめします。苗はホームセンターなどで4月5月にかけて販売されています。ゴールデンウェークは苗を植えつけるのにちょうど良い季節ですが6月に入ってからでもだいじょうぶです。ミニトマトにも様々な種類がありますので、食べたい品種を選びましょう

用意するもの

第一花房が開花しはじめていて、子葉がついている苗が良いです。茎がまっすぐでがっちりしているものを選びましょう。
プランター 深さ15cm~30cmくらいのもの。 1株で育てる場合は鉢植えでも大丈夫ですが、複数植える場合は、30cmほど間隔を開けて植えるので横長のものが良いです。
鉢底石 プランターの底の穴に敷く鉢底石です。プランターに土を入れる前に石を敷いて土の流出を防ぎます。プランターや鉢に合ったものを購入して下さい。
野菜用培養土 ホームセンターでは野菜用の培養土というものが売られてますが、トマト専用の培養土もあります。
肥料 肥料には、有機肥料、化学肥料とありますが、その両方で効果が違います。有機肥料・化学肥料混合の家庭菜園用の肥料がありますので、そちらであれば間違いありません。
支柱 ある程度成長した茎が折れ曲がらないよう、支柱を立ててまっすぐ誘引する為の棒です。園芸用の緑色の支柱があれば十分です。

植えつけ

日当たり、風通しの良い場所が最適です。プランターに鉢底石を敷き土を少し入れ、その中に苗を置き、回りに野菜用培養土を入れていきます。土は容器いっぱいに入れず、8~9分目くらいにします。並べて植える場合は、30cmくらい間隔をあけます。株元をやや高く浅植えにして下さい。早めに支柱をたてた方が茎が倒れるのを防ぎ、まっすぐに育ちます。植え付け時には肥料は少なめか全く施しません。トマトは最初から肥料を施すと茎葉ばかり茂ります。葉の勢いが良すぎると花付きが悪くなり、実も少なくなります。水も最初の1週間ほどは少なめにあげて下さい。

手入れ

生育中に出てくるわき芽は、小さいうちにとっておきましょう。風通しが良くなり、害虫発生の抑制にもなります。一ヶ月おきに定期的に追肥を行います。水やりは土が乾いたら行って下さい。土は乾燥気味のほうが良いです。

※「わき芽」・・・葉や茎の付け根から出る芽のこと。枝数を増やしたい場合にはわき芽を残して生長を促すが、ナスやトマトの場合はわき芽が育つと栄養分が取られ、中心の茎が太らなかったり余計な花がついたりするため、わき芽を摘み取る。

注意点

水の与えすぎには注意が必要です。土が乾いてきてか与えましょう。黄色になった下葉や病害虫にかかった葉は、早めに摘み取りましょう。虫に狙われたら、退治用スプレーが市販されていますので、虫が苦手な方はスプレーを使用するのも良いでしょう。ミニトマトは1段目のトマトが大きく育ってから追肥をはじめます。また、連作障害が起こりやすいので、トマトを植えた翌年は同じ場所でナス科の野菜は育てないようにしましょう。

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